【最新】開幕直前!MotoGP™オフィシャルテストの結果まとめ(3月11~12日)
MotoGP™オフィシャルテスト結果
いよいよMotoGP™開幕戦の一週間前になりましたので、今回は2023年3月11~12日に、ポルトガルGP開催地となる「アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ」サーキットで開催されたMotoGP™オフィシャルテストの結果をまとめました。
解説
1番手は昨年のチャンピオンのF.バニャイアで、ただ一人1分37秒台に突入しています。この様子だと今シーズンも優勝争いに加わるのは確実でしょう。
2番手はしぶとい走りでポイントを積み重ねるフランス人ライダーのJ.ザルコ。3番手は2021年の王者、ヤマハのF.クアルタラロ。難しいヤマハのバイクを超人的なラインディングで乗りこなし、唯一上位を独占するドゥカティ勢に割り込んでいます。
7番手のA.マルケスはバイクをホンダからドゥカティに乗り換えていますが、この順位にいるということは、すでに新しいバイクを乗りこなしているとみて間違いないでしょう。この様子だと今年は上位入賞の常連になる可能性が高いです。
17番手のJ.ミラーもバイクをドゥカティからKTMに乗り換えていますが、こちらはまだバイクを乗りこなしてはいないような印象です。
F.クアルタラロのチームメイトのF.モルビデリは、昨年から引き続いて19番手と低迷しています。F.モルビデリはワークスに移ってから人が変わったように遅くなりましたが、厳格で窮屈なヤマハワークスよりもサテライトチームでアフロヘアをブンブン振り乱しながら走っていた方が、彼には合っているのかもしれません。
順位 | ライダー | チーム | タイム(差) | バイク |
---|---|---|---|---|
1番手 | F.バニャイア | Ducati Lenovo Team | 1.37.968 | Ducati |
2番手 | J.ザルコ | Prima Pramac Racing | 0.296 | Ducati |
3番手 | F.クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 0.334 | Yamaha |
4番手 | L.マリーニ | Mooney VR46 Racing Team | 0.342 | Ducati |
5番手 | M.ベツェッキ | Mooney VR46 Racing Team | 0.383 | Ducati |
6番手 | E.バスティアニーニ | Ducati Lenovo Team | 0.405 | Ducati |
7番手 | A.マルケス | Gresini Racing MotoGP | 0.434 | Ducati |
8番手 | J.マルティン | Prima Pramac Racing | 0.466 | Ducati |
9番手 | B.ビンダー | Red Bull KTM Factory Racing | 0.512 | KTM |
10番手 | A.エスパルガロ | Aprilia Racing | 0.601 | Aprilia |
11番手 | M.オリベイラ | CryptoDATA RNF MotoGP Team | 0.616 | Aprilia |
12番手 | M.ビニャーレス | Aprilia Racing | 0.710 | Aprilia |
13番手 | J.ミル | Repsol Honda Team | 0.794 | Honda |
14番手 | M.マルケス | Repsol Honda Team | 0.810 | Honda |
15番手 | A.リンス | LCR Honda Castrol | 0.814 | Honda |
16番手 | R.フェルナンデス | CryptoDATA RNF MotoGP Team | 0.886 | Aprilia |
17番手 | J.ミラー | Red Bull KTM Factory Racing | 0.941 | KTM |
18番手 | P.エスパルガロ | GASGAS Factory Racing Tech3 | 1.006 | GASGAS |
19番手 | F.モルビデリ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1.098 | Yamaha |
20番手 | 中上貴晶 | LCR Honda IDEMITSU | 1.341 | Honda |
21番手 | A.フェルナンデス | GASGAS Factory Racing Tech3 | 1.699 | GASGAS |
22番手 | F.デ・ジアントニオ | Gresini Racing MotoGP | 欠場 | Ducati |
今年もドゥカティが強い
とにかく、昨シーズンに続いて今シーズンもドゥカティ勢の圧倒的な強さが目立ちます。欠場したF.デ・ジアントニオ以外はすべて上位に並んでいる状態です。
それにしても、ホンダ勢に元気がないのが気になります。とくに、昨年からの中上貴晶選手の低迷が気になります。全体的にホンダ勢の順位が落ちていますので、ヤマハと同じように、ホンダのバイクも年々乗りづらくなっているのかもしれません。
備考・その他
詳細はMotoGP™公式サイトをご確認ください。
オフィシャルテスト~チャンピオンが38秒台突破! | MotoGP™
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