ヤマハのM.ビニャーレス即時契約解除はメリット多い決断だった
ヤマハのM.ビニャーレスが即時契約解除に
もうご存知の方が多いと思いますが、第10戦オーストリアGPでの危険操作でヤマハから出場停止処分を受けていたM.ビニャーレスが、復帰することなくシーズン途中で即時契約解除になりました。
個人的には、スタート直前のエンストという不運な出来事があったのと、本人も反省してすぐにヤマハに謝罪していたので、次戦のイギリスGPで復帰するのだろうと考えていましたが、まさか出場停止処分のまま即時契約解除になるとは思いませんでした。
即時契約解除は最善の策
これで、ビニャーレスはシートを失いましたが、すでに来シーズンはアプリリアから参戦することが決まっているので、あせって移籍先を探す必要はありません。
今シーズンの残りの期間は休養するだろうと思っていましたが、あるサイトで「ビニャーレスがすぐにアプリリアで参戦する可能性が高い」という噂があることを知り、今回の電撃的な即時契約解除が、実は、ヤマハとアプリリア、そしてビニャーレスの三者にそれぞれメリットをもたらす「最善の策」であるということがわかりました。
それぞれのメリットとは?
それでは、ヤマハ、アプリリア、ビニャーレス、それぞれのメリットを考えてみます。
■ヤマハのメリット
- 若く実力の高い F.モルビデッリを獲得できる
- 不満分子を排除することでチームの士気低下や崩壊を防げる
- エースライダーの F.クアルタラロに良い影響がある
■アプリリアのメリット
- トップレベルのビニャーレスを獲得できる
- 早めにビニャーレスをマシンに乗せることができる
- 来シーズンは初戦からビニャーレスの活躍が期待できる
■ビニャーレスのメリット
- 来シーズンに向けてじっくりアプリリアのマシンをテストできる
- 信頼できないチームから離れることができる
- 大きなプレッシャーから解放される
その他にもいろいろあると思いますが、こんな感じではないでしょうか。
備考・その他
今シーズン中に M.ビニャーレスがアプリリアから参戦すればメリットだらけですが、参戦しなければアプリリアとビニャーレスのメリットは少なくなります。ですので、今シーズン中早々に参戦する可能性はかなり高いといえるでしょう。
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